無限の空白
2011年11月17日
人生とは、生の探究であり、発見です。
「生」というものを探究し、発見するためには、
心は常に空っぽで新鮮でなければなりません。
生の無限の可能性が生まれるのは、
人間の心そのものが空っぽであるときです。
心が空っぽであるとは、いかなる知識も過去もなく、
まったく何もない空白がそこにあるということです。
その心の空白、何もない空間があることによって、
そこに生の新たなる発見の受容性が生まれます。
何もない空白があるからこそ、新たなる生の発見があります。
心が知識で一杯ならば、新たなる発見はないでしょう。
なぜなら知識とは過去であり、過去はすでに知られたものだからです。
霊性とは、知られざる次元に属するものです。
それは知識や頭脳のあれこれで捉えることはできません。
知識や記憶、あらゆる過去を一掃し、
心を完全に空っぽにすることで、そこに無限の空白が生じます。
その心の無限の空白こそ、生の瞑想の基盤です。
なぜなら瞑想とは、新たなるものを見出すことだからです。
瞑想は常に新しいものであり、それは過去の中にはありません。
心の無限性は、瞑想の無限性でもあります。
生とは、発見であり、創造です。
それは終わることなく続く瞑想、探究、学びであり、
心の無限の空白があってこそ起こるものです。
心の無限の空白が、生の可能性を無限なものとします。
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