知られざる神

2011年11月10日

人は、神を”知る”ことはできません。
知りえるならば、それは神ではありません。
神、その無限の存在は、大いなる未知であり、
永遠に知ることができないものです。

どんな認識も、知覚も、観念も、神ではありません。
神は認識することも、知覚することもできない存在です。
つまり、神は人間の頭脳を超えた存在であり、
頭脳によって捉えられるようなものではないということです。

知識や言葉では、神を捉えることは不可能です。
よって知識や言葉で成り立っている科学によっても、
神や神性を説明することはできません。
そもそも神とは、永遠に説明できない存在です。

知りえないからこそ、それは無限なるものであり、
知られざる未知の存在です。
認識しえるものは神ではありません。
あなたが知っているものは、決して神ではありません。
記憶できるものは神ではありません。

神を「知ろう」とすることは無意味です。
なぜなら、神は知ることができない存在だからです。
もはや何も求めず、神をも求めることなく、
完全に心が沈黙して空っぽになったとき、
「それは」向うから姿を現してくることでしょう。


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