死というリアリティ

2011年11月8日

死とは、嘘偽りのない現実です。
それは全き現実、リアルであり、
そこにはどんな虚偽も欺瞞もありません。

しかし、私たちの多くは死を恐れます。
死から目を背け、死を見まいとします。
死は現実であり、誰もそこから逃れられません。
死から目を背けることは、現実から目を背けることです。

現実から逃避するところには、幻想と虚偽があります。
幻想と虚偽のあるところには真理はありません。
真理とは、生のリアリティそのものです。
生とはリアリティであり、リアリティがないならば生ではありません。

死という現実は、まさに丸裸のリアリティです。
それは死という名の生であり、絶対的な現実です。
真に現実があるところにこそ真理があり、
真理は丸裸のリアリティそのものです。

死を見まいとするところに現実からの逃避があります。
それはリアリティからの逃避であり、生からの逃避です。
なぜなら、死とは生の一部であり、むしろ生そのものだからです。
死は生であり、生は死であり、それは同じ一つの命の運動なのです。

あなたは死という全き現実を受け入れることができるでしょうか。
そのリアリティと共に生きることができるでしょうか。
できないならば、あなたの人生に真理はないのです。


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