2014年3月4日
生きるとは、何が真実なのかを自分で探究し、発見することです。
そしてこれは、自由があるときにのみ、
自分自身の内部で絶え間ない革命があるときにのみ生じます。
私たちの多くは、子供の頃から順応と模倣を繰り返して成長してきました。
社会が決めた型枠にはまった人生を歩むように作られてきました。
私たちは皆、同じような大人になり、同じような生活を送っています。
今の社会、文化、人間のあり方について、
大きな疑問と不信を抱く人はどれほどいるでしょうか?
それとも、社会の型枠にはまり、周囲と同調し、
他者の模倣をするだけの人がほとんどでしょうか。
順応と模倣のあるところ、精神の未熟さがあります。
なぜなら、順応と模倣しかない精神には、何の創造性もないからです。
そのような精神は、何も新たなるものを発見できないのです。
他者が語る言葉を容易に受け入れるだけで、自分で生の真実を発見しようとしないの
です。
真に生きている精神は、他者が語る真実を信じ込むのではなく、
自分自身で真理を探究し、見出そうとする精神です。
そしてこのような探究があるために、精神はただ独り立たなければなりません。
それは他者に安易に同調したり、社会に迎合するのではなく、
「本物の宗教心」というものを自分のうちで育み、独立心をもって生きるということ
です。
それはつまり「ただ独り立つ精神」です。
ただ独り立つ精神は、何ものにも順応せず、模倣もしません。
それは絶えず自分で探究し、発見し、生の真理を見いだそうとする精神であり、
そのような精神だけが、真に生きています。
そしてそのような精神だけが「真にスピリチュアル」と言えます。
スピリチュアルな精神こそ、人間の意識を変え、魂を進化させます。
模倣や順応ではなく、自分でまったく新しい生の次元を発見しそこに入ること。
真の悟りは「自立した精神」から生まれるのです。
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