世界を変える。世界は変わる。

2011年9月16日

世界は変化しています。

諸行無常、 パンタ・レイ…

昔から言うように、変わらないものは何もないと。

 

千年王国のローマが消滅したり、

有史以来、つい最近まで戦争の舞台だったヨーロッパが統合されたり、

歴史の流れを見ると、不思議にさえ思えることがあります。

 

歴史の流れを人は止めることはできない。

しかし、歴史を作っていくのも、また人間だと思います。

 

たとえば、つい何十年か前まで、世界には普遍的に”植民地主義”というものがありました。

それは、「自分らの欲得のためなら、ほかの人たちを虐げてもいい」、という力の原理でした。

それは、ある意味、戦争や侵略の前提となる思考であり、

人間が歴史の中で積み重ねてきたものでもあります。

でも、今、世界には植民地はありません。

覇権国アメリカも、戦争で取ったつもりのアフガンやイラクで1ドルも儲けにならず、

1兆ドルの出費と自らの血を流すという痛手を被り、撤退を考えています。

世界史というゲームのルールが変わり、

植民地は世界から、ある意味、無くなってしまったのです。

 

では、なぜ、侵略や植民地が無くなったのか。

それは、ある意味、単純に

「自分の欲得のために、人を傷つけてはいけないし、人を傷つければ自分もいつか傷つく。」

という、人々の当たり前の考えや思いの結果だったと思います。

何千年、何万年続いた歴史も変わるのです。

 

ジョンレノンではありませんが、夢想します。

「いつか、人間が自分のエゴよりも、他人や他の生き物、地球全体のために生きることを望むような

そんな世界が来るかもしれない。」

すでに多くの慈善活動や人道支援団体が存在し、今は、その過渡期なのかもしれません。

行く雲のごとく、流れゆく歴史の行く末を、

「人間はどこに行くのか」と、夢想します。

 


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