「死」は終わりではない

2013年7月31日

 

死によって全てが終わると考えている人がいます。
しかし、このような考えは間違っています。
なぜなら、「死」というものは生の終わりではなく、
限りない「生」の運動の一部(その流れ)であるからです。

生と死は一つです。
死もまた生なのです。

全ての生物、存在はやがて消滅します。
消滅を免れる存在というものはありません。
生起し、そして消滅する―それが生の摂理です。

「生まれる」ことも、「生きる」ことも、「死にゆく」ことも、
全ては宇宙の摂理、生命の摂理です。
そのすべてが「生命の活動」であり、一つの大きな流れなのです。
生も死も司るものが宇宙そのものであり、そしてまた生命の活動です。
この摂理、生命の活動は永遠に続いていくものです。

これを悟るとき、生きることも死ぬことも宇宙の働きであり、
私たちもまた宇宙そのものであり、
生の全て、生起する全てが「宇宙の活動」であることを知るでしょう。
死もまた厳粛たる「宇宙の活動」です。
それは「終わり」ではなく、「動き続けているもの」です。
生も死も全ては命の活動であり、宇宙における終わることなき運動です。

この「活動」、絶えざる命の活動は、永遠です。
永遠の命とは、宇宙です。
この無限の終わることなき宇宙の運動こそ、命であり、永遠そのものです。


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