言葉と沈黙
2013年7月17日
多くの人々は言葉によって争い、闘い、
言葉によって傷つき、悲しみ、
言葉によって苦しみ、不幸になっています。
言葉の奴隷になってはいけません。
言葉にすがりついてもいけません。
言葉というものがいかに自分の心を縛り付けているか、
それがいかに負担になっているかに気づくことが大切です。
時には言葉を完全に忘れて生きることも必要です。
生命、存在とは言葉なきものです。
宇宙はただ沈黙しながら動き続けているように、
生命の本質は全き沈黙のうちにあります。
あなたがまったく言葉を差し挟むことなく、
沈黙の中で目の前のもの見つめるならば、
生命の本質とはいかなるものであるかということを理解するでしょう。
言葉がなくとも宇宙は存在しているのです。
言葉は生命ではありません。
生命は、言葉を超えた深い沈黙の中にあります。
ただ無言で見つめること。
ただ無言で聞くこと。
宇宙の沈黙に耳を澄ますこと。
その沈黙こそ、宇宙の全てに浸透し包み込んでいるものであり、
全ての存在の根源となっているものです。
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