生命の姿
2013年6月20日
野生の鳥たちは、ただ生きることを純粋に生きています。
生きるために、命をつなぐために、一日一日をたくましく活動しています。
彼らには悲しみも恐れもありません。
彼らは歌い、さえずり、ヒナを育て、
一日一日を命の営みのままに忠実に生きています。
鳥たちのその姿、生き様はとても単純で、純真で、素朴です。
生きることを生きる、生きていくことを生きる。
この鳥たちの従順さ、純真さに人間も学ぶことがきっとあるはずです。
現代人の多くは、生きることの単純さと素朴さを失い、
生きることに悩み苦しみ、自らの自由を喪失しています。
鳥たちが自由であるならば、
人間はあたかもカゴに閉じ込めらて自由を失った鳥のようです。
鳥たちには、時間も、日にちも、規則も、強要も、義務も、法律もありません。
「こうしなければならない」という常識、考え、判断などもありません。
彼らにあるのは「生きていくこと」だけです。
そしてそれこそ生命本来の営みであり、人間もまた同じなはずです。
生きるということは、実はとてもシンプルなものなのです。
人間自身が複雑にしないかぎり・・・。
生命の意義は「生きる」ことにあります。
そして「存在し続けること」にあります。
何百年、何千年経っても、この世界には鳥たちが生きています。
なぜ鳥たちが生きているかと言えば、それが「生命」だからです。
生命とは、生きる喜びであり、存在の聖性です。
命の意味は、命があるということそのものなのです。
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