アメリカ・インディアンの叡智 NO.7
2013年5月17日
私たちインディアンは、子供のころから偉大なる神秘を感じていた。
大地を見つめても、川の流れを見つめても、
周囲にいる動物たちや草木に目をやっても、
それらが「偉大なる神秘」によって創造されたものであることに気づいたし、
気づかないでいるということのほうが難しかった。
私はその大いなる神秘を、測り知れない何かを、
どうしても知りたいと思った。
だから私は目の前の木々や茂みの草に心の中で聞いてみた。
「君を創ったのは誰なの?」と。
私は心の中でそれらの存在と交感していたのだった。
あらゆるものが神秘に溢れている。
今でもその子供のような好奇心と驚きの念が失われることはない。
もし花たちがこちらを見つめて話しかけているような気がすれば、
私はまた思わずこう聞き返したくなる。
「一体君を創ったのは誰なの? どこからやってきたの?」と。
創造の神秘はいたるところにあり、むしろ世界はそれしかない。
子供のような無垢な心を持つ者にとっては、
いつもすぐそこに大いなる神秘がある。
この大いなる神秘は、人間の心に限りなき喜びと再生を与えてくれるのだ。
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