人間の内なる静けさ
2013年4月11日
人間の内部には、目に見えない宇宙的な叡智が宿っています。
この叡智なしには人間は存在することはできないでしょう。
人間の知性がはるか及ばないもの、
人間の知性によっては一瞬たりとも触れることのできないもの。
その未知の力というものはも深い沈黙の中で感じられます。
それは頭の中で投影されるものではなく、知識や記憶でもありません。
人間の頭脳によっては知りえないものですから、
この叡智と交わるには完全な沈黙と空白がなければなりません。
私たちは、孤独の中で注意力を高め、
感受性と気づきの力を研ぎ澄ますことができます。
孤独とその静けさがあるからこそ、
その静謐の深みの中で宇宙の神秘と交わることができます。
言葉のおしゃべりや知識があるところでは神秘と交感できません。
宇宙の測り知れない叡智が感じられるのは、常に沈黙のうちです。
そして沈黙を深めるには、精神的な孤独がなければなりません。
神と出会うのは、私たちが「独り」でいるときであって、
その孤独で静謐な瞑想の中で神秘は感じされるのです。
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