気づきの高まり

2013年3月18日

完全に精神が静まっているとき、静謐な観想状態にあるとき、

こういう時ほど注意力が高まり、感覚が鋭敏になることもありません。

直観力が研ぎ澄まされ、今起こりつつある一瞬一瞬に対する気づきがあります。

まさにこのような鋭敏さ、静謐な精神、高まった注意力があるときにこそ、

本当の意味で精神性は開花し、宇宙に対して心が開かれます。

あなたは自分自身の注意力を研ぎ澄ませたことがあるでしょうか。

心は何ものにも囚われず完全に自由であり、

あらゆるものを見つめ、聴き、感じている状態。

過去の未来もなく、今この瞬間の現在を刻々と生きている状態。

こうした態度を持つということはとても大切なことです。

なぜなら、そのような状態から、深い注意力と鋭敏な気づきが生まれるからです。

その気づきの高まりから、「生」に対する新しい発見が生まれ、

同時に創造性というものも花開いてきます。

気づきの高まりは人間の精神を豊かにします。

そしてその気づきは湖面のように静かで深い静謐から起こります。

精神の静謐によって宇宙と生命への共感が生まれ、

そこから絶え間ない驚きと発見、純粋な喜びが湧き上がります。

このような精神性がなければ、人生はあまりにも貧しいものとなってしまうでしょう。


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