アメリカ・インディアンの叡智 NO.2

2013年3月4日

この大いなる宇宙、万物の一切をを支えている「力」がある。

それは様々な部族で違った名前で呼ばれてきた。

創造神、グレート・スピリット、ワカン・タンカ、ムンドゥ。

呼び名は違っていても、その本質はみな同じものだ。

 

大いなるスピリットは、あの太陽を生かすことのできる存在だ。

大地を生かし、全ての天体を生かし、生きとし生ける生命を生かしている。

大いなるスピリットがなければ何もの存在できず、動くこともできない。

 

人間はちっぽけな存在でしかない。

人間は自分たちが一番多くのことを知っていて、

この地上の中で最も優れた存在であるという思いこんでいる。

しかしそれは大きな思い上がりでしかない。

 

人間とは何ものでもない。

大いなるスピリットなくして人間もまた存在できない。

人間も生かされた存在であり、別の力によって支えられているのだ。

大いなるスピリット、その霊的な力がその根源だ。

この世の全ての存在は、大いなるスピリットによって創られた。

存在する全てのものがそう語っている。

 

人間は、自分の手足を、体を創ることはできない。

人間はたった一つの石、たった一本の木さえ創れない。

万事そういうことなのだ。

 

大いなるスピリットは全ての源であり、根である。

この力こそ生命の源泉、神と呼ぶにふさわしい力である。


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