アメリカ・インディアンの叡智 NO.1
2013年3月1日
科学や専門知識といったものを頭に詰め込むことはしない。
我々は子供たちに「じっと静かにして座ってごらん」と語る。
その孤独と静けさの中で真に大切なものを学べるからだ。
こうして子供たちは、小さいうちから孤独と静寂の中で学び、
自分独自の宗教心というものを育んでいくようになるのである。
静けさの中で独りでいるということは、
あらゆるものに敏感に気付いているということだ。
このような鋭敏さが豊かになると、それだけ感受性も研ぎ澄まされる。
そうすると生命の神秘や宇宙の秘密を感じるようになる。
目に見えないものを見つめ、耳に聞こえないものを聞き、
頭で考えられないものを感じ取れる能力。
このような霊的なものを人間の内部で育むということ、
それこそ真に覚醒するために必要なことだ。
孤独を恐れ、じっと静かにしていることができず、
おしゃべりも多くて心をいつもせわしなくしている人間は、
人間として真に成長していない。智慧も備わっていない。
このような大人になってしまわないように、
子供のころから本当の意味で正しい教育を受けさせることは重要であり、
そしてその役目は我々大人が負っているのである。
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