瞑想のあり方 NO.3
2012年10月24日
瞑想とは「現在」における刻々の運動です。
瞑想は決して過去の中にはありません。
過去の記憶や知識の繰り返しがあるとき、
瞑想は瞑想でなくなってしまいます。
自己満足や喜ばしい体験を繰り返そうとして意図的に瞑想に取り組むならば、
それは瞑想ではなく快楽の反復です。
快楽の追求があるとき、瞑想の働きは消えてしまいます。
瞑想は、快楽ではないのです。
瞑想とは、過去の経験を超えることです。
経験とは過去の古い出来事であり、
それは記憶されて何度も繰り返そうという衝動が起こります。
その衝動、経験の反復を超えることなしに瞑想はありません。
真の瞑想とは、新たなるものと刻々と向かい合うことです。
過去の反復があるところには瞑想はなく、
むしろ瞑想とは過去に全的に終止符を打つことです。
過去が終わることで、新たなるものが生まれるのです。
そして新たなるものは常に「現在」にのみあります。
昨日も明日も持たない「現在」における刻々の活動、
それが瞑想であり、宇宙の働きそのものなのです。
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