無限の扉を開く瞑想

2012年9月24日

無限の扉を開く瞑想

真の瞑想の働きとは、無限の次元の扉を開くことです。
無限の次元とは、未知なる領域、神秘の領域です。
それは神の領域といってもいいでしょう。
それは測り知れない次元、知性を超えた次元です。

真の瞑想というのは、
宇宙の聖なる次元を見出すことにあります。
聖なるものを全身全霊で探究すること、それが「瞑想」です。

生の神秘は、言葉も知識も超えたものです。
よって瞑想とは、言葉も知識も超えた運動です。
言葉や知識をもてあそぶことは、決して瞑想の行為ではありません。
この意味で、科学というものは瞑想とはかけ離れたものです。

知性、知識、思考は、生の無限の扉を開くことはできません。
人間の頭脳の運動はどこまでいっても有限です。
なぜなら、頭脳は物質にすぎないからです。
有限な頭脳が、無限な宇宙を知ることはできないのです。

生の無限の扉が開かれるのは、頭脳が完全に静まったときです。
理知的な計算高い追求が終わり、
また科学的な知識や記号、思考のあこれが完全になくなり、
頭脳が空っぽになって新鮮であるときにこそ、生の無限性があります。

頭脳が知性に汚されることなく完全に空無であるとき、
人間の心は非常に新鮮で無限の空白を有します。
この空白の心こそ、生の新たなる神秘の次元を開くものです。
神秘を見出すのは、知性ではなく、物質を超えた「心」です。

この「心」を開放すること、それが瞑想です。


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