「今」という輝き
2012年9月18日
この一瞬一瞬の「今」の輝きを感じるには、
古い過去にとらわれていてはなりません。
古いものとは、つまり過去である記憶、知識、思考です。
それらがあるかぎり、新たなるものを感じることはできないでしょう。
過去が一掃されまったく空っぽになったときこそ、
新たなるもの、未知なるものが現われます。
新たなるものは過去の反復を超えたものであり、
それは決して記憶や知識といった頭脳の領域にはありません。
生の神秘は、常に新たなるものです。
常に新たであるからこそ、それは測り知れないものです。
そして過去である頭脳は、未知なるものを測ることはできません
過去の貯蔵庫である頭脳が完全に静まったとき、
その頭脳の空白と沈黙から未知なるもの、新たなるものが生まれます。
過去にしがみついていては、新たな生はありません。
絶え間ない創造、新たなる発見があるには、
一切の過去と積み重ねてきた昨日に終止符を打たなければなりません。
全てを捨て、全てを終わらせることで、
一日一日が完全に新しいものとなるのです。
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