静寂の中の瞑想
2012年9月13日
全的な静寂、心の完全な静けさ。
これこそ真の瞑想の基盤となるものです。
心が騒がしく、落ち着いていないなら、そこに瞑想はありません。
不安定な心というものは、瞑想を壊してしまうものです。
ですから、まず私たちに必要なのは、
真の瞑想が起こるために自らの心の混乱を理解し、
それを終わらせるということです。
心の混乱を理解することなくして、真の瞑想はありません。
心が混乱しているのにどうして瞑想があり得るでしょうか。
いたずら瞑想を追い求める人もいますが、
自分の心の問題を解決していないのなら、
そのように追い求められた瞑想は本物ではないでしょう。
恐怖、不安、悲しみ、焦り─
全てを理解し、全てを終わらせる。
そうして心が静まり、静謐に満ちるとき、
そこから本当の瞑想が起こるのです。
まず心が自由であってこそ、瞑想の基盤があります。
そして心が自由であるということは、そこに全的な静寂があるということです。
真の瞑想は、静けさの中から起こります。
外面的な静けさというよりも内面の静けさ、心の静けさです。
心が完全に自由であるとき、静寂であるとき、
瞑想は無限の可能性を持ちます。
それは宇宙に開かれた心であり、時間性も持たない心であり、
時と空間を超え、物を超え、限りない次元へと飛び立つのです。
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