スピリチュアルな箴言 NO.44
2015年7月13日
家庭や仕事や友人といったものからは得られない、
まったく別の豊かさや幸せというものがあります。
その豊かさ―お金や地位や出世や恋といった世間的なものではなく、
「生」の真実の動きの中にある豊かさを見出せるなら、
人との交友や社会活動は二次的なものになるでしょう。
社会や友人から遠く離れ、自分一人でいることはとても重要です。
一人で静かに散歩したり、木陰に座ったり、
鳥が飛ぶのを見つめ、空を見つめ、木を見つめ、
そしてまた自分の思考や感情―心の動き―を見つめるのです。
このように、一人で多くのものを静かに見つめ、自然に気づくことができれば、
あなたはそこに本当の豊かさや富を発見するでしょう。
そしてまた、創造的な学びがあることを発見するでしょう。
この豊かさは、失われることのないものです。
なぜなら、それらはすべて終わることのない広大な「生」そのものだからです。
「生」は刻々と生き、動いています。
それを見つめ、気づくならば、そこには新しい学びや発見があります。
これが本当の宝であり、滅ぶことのない富です。
ですから、まったく一人でいて、「生」と向き合うということは、
泉のように湧き続ける豊かさの中で生きるということなのです。
この豊かさ、発見、気づき、創造的な学びには、終わりはありません。
なぜなら、そのときあなたの心そのものが不滅なものとなるからです。
J.クリシュナムルティ
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