スピリチュアル・メッセージ NO.9
2015年1月15日
たんぽぽは、黄色く花開いて、白い綿になります。
種のついた綿は、風に吹かれて飛ばされ、
あちらこちらの地に落ちます。
地に落ちた種は、次の春までじっと待って、また花開かせます。
命は循環しています。
それは途切れることのない命の再生の輪です。
命というものは、いつも輪の中で動いています。
生まれたものは、必ずいつか死を迎えます。
しかし、死んでいくことは、また新たに生まれることです。
生命は、常に再生するものです。
人もまた同じです。
古い自分が終われば、新しい自分が始まります。
自分に対して日々小さな死を迎えいれることは、
新しい自分の種を植え、芽を出させることです。
それは、今まで知ることのなかった、まったく新しい自分です。
命は常に再生するように、
人も、人の心も、再生し、生まれ変わります。
いつも同じ自分のままではいられません。
新たに生まれ変わることができるからこそ、
再生するたんぽぽの花のように、瑞々しく、新鮮で、
留まることのない豊かなエネルギーが溢れ出します。
何の疑いも、恐れもなく、
自分を捨てて、新しい種子を飛ばしていくたんぽぽのように、
人もまた、古い自分を捨てて、新しい生の種を撒きましょう。
古い過去を引きずることなく、新たであることが、とても大切です。
でも、急ぐ必要はありません。
たんぽぽの種は、春が来るまでじっと土の中で待ちます。
内でゆっくりと育ち、満たされ、その時期が来れば花開かせます。
人も同じように、求めず、焦らず、ゆっくりと、
自然にまかせて、静かに満たされつつ待ちます。
自分から芽を引っ張ってはいけません。
ごく自然に、静かに、その時期がくるのを待ちます。
そうすれば、知らず知らずのうちに、芽は生長して、
美しい花を開かせるでしょう。
人もまた、自然の一部です。
人もまた、自然の大いなる力によって、
再生し、生まれ変わります。
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