スピリチュアル・メッセージ NO.8
2015年1月14日
人間の本当の美しさ―心の美しさ―とは何でしょうか。
心が本当に美しいからこそ、善と愛の感情に溢れている―
そのような心とはどういうことを言うのでしょう。
心は、自己中心的(利己的)でないときにだけ、美しくあれます。
逆に、単に自分自身やその活動にだけ関心をもっているとき、美しくありません。
利己的で、自分のことばかり考えることは、浅はかです。
そのような心は、美しさや愛とは何かを知ることはできません。
ところが、自分ばかりに関心を持っていない心、
野心や欲望に囚われたり、自分を守ろうとばかりしたり、
自分の成功や達成の追求に駆り立てられていない心―
そのような心は浅はかではありません。
そしてその心には、愛と善の花が開きます。
この内的な心の美しさ、愛、善とは、
本当に深くスピリチュアルな感情です。
このような内的な美、溢れる愛と善の感情がなければ、
そこには真のスピリチュアルはありません。
スピリチュアルであるとは、愛があり、真実に対して敏感であることです。
あなたのすべて―身も心もすべて―が、あらゆることに気づいていること、
自分の心や感情だけでなく、周りの人々の涙と笑い気づいていること、
人類全体の苦しみに気づいていること、
この全体への敏感さ、共感から、善と愛が溢れます。
それが本当のスピリチュアルです。
この全体―人類全体、地球全体―への無量の愛、善の感情がなければ、
スピリチュアルにどんな意味があるでしょうか。
このような愛がなく、自分のことばかり考えている心には、
本当の美しさというものはなく、スピリチュアルとは言えません。
自分のことばかり考えているなら、愛せません。
本当の愛は、利己心(自己中心性)のないところにのみあります。
それは、自分のことを考えていない心、囚われていない心だからこそ、
自由と、全体への愛に目覚めている心です。
そのような心にはいつも愛と美と善の花が開いていて、
限りない理解と共感をもっているのです。
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