タオイズムの言葉 NO.5

2014年10月10日

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世間の人々は、
あたりまえのように差別・対立の中で生きている。
聖人はただただ自然のままに存在するだけで、
差別や対立も決して持つことがない。

自然のままの立場からすれば、
「自分」もなければ「自分でないもの」もない。
「生」もなければ「死」もなく、
「善」もなければ「悪」もなく、
「是」もなければ「非」もない。

聖人はそのような判断や区別を持たずに生きるのである。
それこそ自然のままの立場にほかならない。

この差別・対立を超えた境地を「道枢(どうすう)」と呼ぶ。
この道枢の立場であれば、是もなく非もなく、
たちまち是非はその意味は失われる。
生と死といった区別も失われ、全ては一つなのである。


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