本当の宝物は「心の豊かさ」
2014年6月30日
人間の真の豊かさ、尊さとは、心の質にかかっています。
心のあり方こそ人間の豊かさを決めるのであり、物やお金の多さではありません。
人間を真に満たすものは「心」そのものです。
富を求めたところで何になるでしょうか。
物質的な豊かさ、富の豊かさは、本当に人間の豊かさを作るものでしょうか。
どれほど富を求め、それを所有していようとも、
いつかは必ず死によって消えてしまうものです。
やがて失われるものを追い求め、それに執着するのは無意味です。
真の豊かさは、物や富の中にはありません。
生活が豊かになっても、心が貧しければ人間は凡庸なままです。
お金持ちであろうと裕福であろうと、心貧しい人間はどこまでいっても心貧しいもの
です。
彼は本当の豊かさと幸福を知らないのです。
非凡さ、真の偉大さとは、物ではなく人間の心と精神性の成熟にあります。
富が重要なものであるとして、それを追い求める人は未熟でしょう。
なぜなら、彼は欲望のとりこになっており、その精神は美を欠いています。
内面の美がないかぎり、外面的な生活がどれほど豊かでも、
やはりそれは途方もなく貧しい生活でしょう。
真理は常に、人間の内なる精神と共にあります。
それは心の質、目に見えぬ魂の存在です。
物を超えた次元にあるものこそ、真の豊かさを内包しています。
それは精神でもあれば、生命そのもの、宇宙の測り知れない叡智でもあります。
心の豊かさの開花こそ、人間を真に自由にし、幸福を作り出すのです。
Trackback URL
http://spiritual-public-foundation.org/message/19978/trackback