J.クリシュナムルティのメッセージ NO.24
2014年6月2日
人はなぜ探究するのだろうか。
探究すべき何があるのだろうか。
現在の生が十分に活力に溢れ、活き活きしていないから、
何か遠くにあるものが魅力的で必要なものに思われてしまう。
しかし我々が生きる場所は、探し求められるものではなく、
あるがままの「現在」の生そのものの中にあるはずである。
「生」は、終わってしまった昨日の中にも、輝かしい明日の希望の中にもない。
「生」は、「現在」の中にある。
現在に生きるためには、人は過去と未来から自由でなければならない。
活き活きとした「現在」を生きるためには、
精神は昨日の記憶や明日への願望によって分断されてはならない。
精神が明日も昨日も持たずに生きるとき、初めて現在が光り輝くのである。
現に生きつつあるもの、生動しつつある現在には、
明日も昨日も介在する余地はない。
こうして探究することそれ自体が無意味であることを悟り、
「現在」にあるものがまさに「生」であり、愛であることに気づくならば、
あなたの人生はまったく新しい飛躍を遂げるのである。
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