暗闇の中に「光」はある

2014年5月22日

Daybreak in mongolian desert

人間は誰しも、暗闇の苦しみを味わうことがあります。
心の闇、その苦しみは、人間に共通のものです。

それでは、なぜ暗闇があるのでしょうか?
心が暗闇に落ち込んでしまう意味は何なのでしょうか?
それは、人間が光に気づくためです。
暗闇であって初めて、光の存在に気づくことができます。
光を見つけるために、魂は暗闇を歩まなければなりません。

人は苦しみや悩みの中に落ち込んだとき、暗闇の中にいます。
悲しみ、絶望、挫折、不幸、迷い、自暴自棄─
こうした心はすべて暗闇の中にあります。
しかし、暗闇は永遠に続くものではありません。
暗闇から抜け出せるための「光」がどこかにあります。
そしてその「光」は、暗闇の中でこそ輝くものです。

昼間の明るさの中では、星は見えません。
しかし夜の暗闇の中では、天空の星の輝きがはっきり見えます。
最初は雲や霧がかかっていたりして見えないこともあるかもしれません。
しかしそれらがやがて晴れれば、その先に光明が見えてきます。
人間の心は、暗闇の苦しみを味わい、そこで迷い、もがくことで、
その先にある「光」を見つけ出すのです。

「光」は、真理であり、英知の輝きです。
無知の暗闇を通して英知が芽生え、
偽りと誤りを通して真理が見出されます。

あなたの苦しみ、悲しみ、迷い、不幸、辛さ、虚しさ、心の痛み─は、
決して無意味なものではなく、むしろあなたを覚醒させるものです。
そのすべては神の働きであり、あなたの魂を鍛える試練です。
その試練は、あなたが通らなければならない暗闇でしょう。
しかし、それはあなたに対する神の愛ゆえの試練なのです。
なぜなら、あなたに与えられる暗闇の試練は、
あなたに「光」と「覚醒」を授けるものであるからです。

 


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