「自我=エゴ」を捨てて生きる

2014年4月11日

???

多くの賢者や聖者は、皆同じ真理を語っています。
それは、真に自由であるためには「自我を捨てる」ことが必要であるということで す。
自我性こそ、人間を縛り上げる不幸の元凶です。
心の混乱や苦しみは、すべてのこの自我性(エゴ)を源として起こります。
だからこそ、多くの指導者たちは「自我を捨てよ」と言うのです。

自我を捨てた心こそ、真に自由な心です。
本当に完全に自我を放棄できるならば、その人は自分の人生にどんな混乱も持たない
でしょう。
心の葛藤、混乱は、心が自我というものに縛られているから起こります。
自我を保持し、心理的にそれを守り続けようとする執着が、心の苦しみの根です。
自我への執着こそが、人間を縛っています。

心の自由、混乱のない自由な心とは、自我を放棄した心です。
自我を放棄するということは、一切エゴのないの心、私心のない心です。
それは「無私の心」であり、「無執着の心」です。
その心が人間の真の自由を作るのであり、それがその人に平安をもたらします。

精神的な破滅は、自我への執着から生じるものです。
あまりにも自分に執着しすぎることで、精神的なバランスが壊れてしまうからです。
自分中心にしか生きれないならば、そのような生は混乱の連続でしょう。
そして、そこには本当の思いやりや愛は存在しないでしょう。
自我への執着が消えないかぎり、不幸はなくなりません。
エゴは、自分だけでなく、他人や周囲をも不幸にするのです。

自我=エゴを完全に捨てたところに、人間としての自由、美、成熟があります。
この自由、美、成熟が、秩序ある生を作り上げます。
自分の心の平安だけでなく、社会全体の平安を作り上げるのも、
自己中心的な精神に寄らない「無私な精神」です。
それがあって初めて、真に美しい社会を、そして世界を作っていくことができます。


Trackback URL

http://spiritual-public-foundation.org/message/19720/trackback


世界を変える