自分の「心」を理解すること
2014年3月24日
私たちは多くの心の問題を抱えています。
その問題を理解するには、自分の心を理解しなければなりません。
心を理解するということは、思考の動きを理解することです。
なぜなら、心と思考は一つだからです。
心が動くとき、思考も同時に動きます。
それらは常に同じ動きのなかにあります。
恐怖、悲しみ、葛藤、絶望―こうした心の問題というは、実は思考の問題です
恐怖が生じるとき、必ず思考が動いています。
悲しみや葛藤が生じるときも、思考が動いています。
思考の動きは、心の動きそのものなのです。
ですから、心の混乱を理解するには、思考の動きを理解しなければなりません。
自分の思考がどのように動いているか。
その思考の動きを観察し、気づくこと。
それが、混乱した自分の心の理解と解決につながります。
人間の心の混乱は、思考の動きとなって現われます。
よって思考の働きを理解することなしに、心の自由はありません。
自分の思考の動きに気づき、同時に心の混乱にも気づくこと。
それが最も重要なことです。
気づきが深まれば、理解が生まれます。
理解が深まれば、混乱も徐々になくなっていきます。
混乱がなくなることで、心の自由が生まれます。
心が自由であって初めて、そこに幸福があります。
心を理解すること、思考の動きを理解すること。
その「理解」こそが、幸福への最初の一歩です。
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