愛を養う教育

2014年3月3日

Rainbow and meadow

 

正しい教育というものは、愛の性質を養うことから始まります。
教育者や親は、ますせ初めから謙虚さ、優しさ、思いやり、忍耐、
そして礼儀正しさとしての愛の性質に関心を持たなければなりません。
深い愛と礼儀正しさは、正しい教育があってこそ備わるものです。
正しく愛が養われた子供たちは、大人になってからも、
人間だけでなく動物や植物といったすべてのものに対して思いやりがあり、
その愛に溢れる心は彼の態度や話し方に反映されてくるのです。

愛のこの性質を強めることは、
野心、貪欲、利欲心で夢中になった精神をそれから自由にすることです。
愛には、敬意や謙虚さとして表れる優雅さがあります。
さらにまた愛は、精神の浄化をもたらすものです。
もし愛がなければ、精神はうぬぼれが強く、いつも自己中心的でしょう。

振る舞いにおける優雅さは、愛の性質とともに自然にその人から溢れます。
愛があればあるほど、精神は自らを浄化し、不安や恐怖から自由になります。
そして愛は正気な心、健全な心をもたらし、
様々な問題や人間関係にも正しく、機敏に取り組むことができるようになるのです。

子供たちの中にこの愛を育むこと─これらすべてが教育です。
教育において最も大切なことは、心を養うこと、愛を育むことです。
それなしには、子供たちは決して幸福な大人へと成長することはなく、
彼らが暮らす社会もまた不幸で残酷なものになってしまうのです。


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