本当の豊かさに気づく

2014年2月18日

Close-up of a bowl of flowers

人間の真の豊かさ、尊さとは、心の質にかかっています。
心のあり方こそ人間の豊かさを決めるのであり、物やお金の多さではありません。
人間を満たすものは「心」そのものです。

富を求めたところで何になるでしょうか。
物質的な豊かさ、富の豊かさは、本当に人間の豊かさを作るものでしょうか。
どれほど富を求め、それを所有していようとも、
いつかは必ず死によって消えてしまうものです。
やがて失われるものを追い求め、それに執着するのは卑小なことです。

真の豊かさは、物や富の中にはありません。
また、名声や地位の中にもありません。
生活が豊かになっても、心が貧しければ人間は凡庸なままです。
お金持ちであろうと裕福であろうと、真の豊かさを決めるのはその人の「心」です。
心持ちこそ、その人間の一生を決めるものなのです。
そしてそれこそ、なくなることのない豊かさです。

富が重要なものであるとして、それを追い求めるだけの人は真の豊かさを知りませ
ん。
彼は億万長者になるかもしれません。しかしそれでも、どうしようもなく貧しいで
しょう。
彼は生の本質を、その真理を見出すことはないでしょう。
これとは反対に、どんなに貧しい生活でも心が豊かならば、その人は幸せでしょう。
彼の生活は満ちたりたものになるでしょう。

決して失われないものこそ、真理あるものです。
失われるものを追い求めている人は、真理から外れています。
真理は常に、人間の内なる精神と共に、内なる心と共にあります。
それは心の質の高さ、目に見えぬスピリチュアルの次元に生きるという豊かさです。
物を超えた次元にあるものこそ、真の豊かさを内包しているのです。
なぜなら、そのような次元にあるものは、決して失われることのないものだからで
す。


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