インドの聖賢たちの言葉 NO.4
2014年2月4日
人間には我執があるから神が見えなくなる。
雲がかかっているから太陽が見えない。
我執は雲のようなものであり、それがあるかぎり太陽は見えない。
しかし、見えないからといって太陽がないわけじゃない。太陽はちゃんとそこにあ
る。
同じように神もちゃんとそこに存在している。
だが、我執がそれを見えなくさせているんだ。
我執とは何だろう?
名誉を得たい、人に褒められたい、死んでから天国に行きたい─
こうした気持ちを起こさせるのが我執だ。
こういう気持ちを一切持たず、何の報いも求めることなく、
ただひたすらに、人間だけでなくあらゆる生きものを通して神にお仕えする。
無私、無執着の気持ちで仕事をする。
この無私の道が「カルマ・ヨーガ」であり、神に到達する一つの道なのだ。
しかし、これは非常に困難な道でもある。
だからこそ、人生には試練があり、苦悩もある。
それを乗り越えられれば人は神の道を歩むことができる。
ラーマ・クリシュナ
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