天職を見つけること
2014年1月31日
若い人たちにとって真の「天職」を見つけることはとても重要です。
では「天職」とは何を意味するのでしょうか。
それは、彼が純粋にそれが好きですること、
その仕事をすることが彼にとってごく自然なものであること。
野心や出世や成功やお金のために仕事をするのではなく、
その仕事をすることが純粋に喜びであり、幸福であるようなもの。
ただ「愛」ゆえにその仕事をすること。
若い人たちが野心から自由になり、自分の真の天職を発見することができるよう、
自立的な精神を育む手助けすること、それが教育の役割です。
野心的な人間は決して天職を見つけ出すことはできません。
もし本当に見つけ出していたら、彼は決して野心的ではないでしょう。
若い人々が聡明になれるよう、恐れることなく人生を歩むことができるよう、
そしていつしか自分の真の天職、自分だけの人生、自分の本当の生き方を見出せるよ
う、
彼らを導いてあげることが親と教師の役割であり、責任でもあるのです。
このような考え方は革命的なものです。
なぜなら、現代の社会はお金や地位や名誉を得ることが称賛されており、
多くの若い人々が野心と欲望のために立派な地位や儲けにひた走るからです。
そのような社会のあり方を否定し、利害や世間体といったものにもとらわれず、
自分らしい生き方と仕事を見つけられるようになること。
そしてそこにこそ本当の喜び、幸福、豊かさがあることを悟ること。
これは現代社会の流れに逆らう教育であり、物質的ではなくスピリチュアルな教育で
す。
物質至上主義、経済至上主義、発展至上主義の現代だからこそ、
それを真っ向から否定した新しい「教育のあり方」が必要とされています。
そしてそのような革命的な教育こそは、真に創造性溢れる若者を創出し、
新しい時代を、新しい世界の価値観を作り出すのです。
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