誤った価値観、真の価値観

2014年1月22日

イルカ

 

受験に失敗しても、それがその人の価値を決めるものではありません。
仕事ができなくても、なんの取柄がなくても、それが人の価値を決めるものではあり
ません。
特別な能力がなくても、人づきあいが下手でも、それがその人の価値を決めるもので
はありません。
孤独でも、友達がいなくても、それがその人の価値を決めるものではありません。

人間の価値というものは、自分が決めつけるものでも、
また他人から決めつけられるものでもありません。
まして社会が決めるものでもなく、社会の常識に沿って判断するものでもありませ
ん。
そもそもそのような「社会」自体が根本的に間違っているかもしれないのですから。

一輪の花を見てみてください。
花は咲く以外には取柄もなく、友達もなく、孤独のまま存在しています。
それでも自由に確固として咲いています。そこにはどんな偏った価値観もありませ
ん。
何ものにもとらわれない姿がそこにあります。
それが花の美しさであり、強さです。それは命のままの姿です。

すべてを疑うこと、容易に信じ込まないこと、そして抜け出すこと。
新しい心と目で、社会と世界を見渡せば、
いかにいいかげんな考え方や価値観が溢れているかが分かるはずです。
そしていかに偏った、間違った常識や固定観念が世界を覆っているかが分かるはずで
す。
今生きている社会、そして世界の価値観が正しいとは限らないのです。
もしかしたらそのすべてが根本的に間違っているかもしれないのです。

真に生きるとは、誤った価値観の霧の向こうにある光を見つけ出すことです。
見つけ、学び、発見してください。新しい「生の扉」を開いてください。
「新しい自分」を見つけてください。人生の可能性、生きることの可能性は無限で
す。
凝り固まった、誤った価値観を打破し、真の光を見出せるならば、
あなたの人生はまったく異なった様相と色彩を帯びるでしょう。
そしてまったく別次元の生がそこに開かれるでしょう。


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