現実を生きる精神

2011年12月7日

人として真に生きるとは、
幻想や妄想の中ではなく、しっかりと現実を生きることです。
嘘偽りのない現実を生き、それを感じること。
そこにあるのは、あるがままの”生”にほかなりません。

厳然たる現実を生きるところにのみ実在があります。
現実から目を背け、逃避するところには幻想しかなく、
それは虚偽以外の何ものでもありません。

生であろうと、死であろうと、
常に刻々に起こりつつある現実と真正面から向かい合い、
それをそのあるがままに見つめ、生きること。
一瞬一瞬の生の全てをそのまま受け入れること。

そのような現実を直視した生こそ、実在と共にある続ける生き方であり、
その実在を生き、感じるところにのみ真理があります。
真理と実在は同じ一つのものであり、
それは決して分離しているものではありません。

実在がなければ真理もなく、
真理がなければ生は妄想と虚偽に陥ります。
「実在」を感じられる心を持つことが重要であり、
そのような心とは「生」の全てを受け入れる心です。

生も死も現実です。
その厳然たる現実を受け入れる心こそ、その内に真理を宿すのです。


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